【完全独学・一発合格】中小企業診断士1次試験対策は古い参考書でも大丈夫?最新版を買うべき?

中小企業診断士

こんにちは、susumuです。

独学で中小企業診断士を目指す場合、試験対策として様々な参考書を購入することになります。

もちろん、すべて最新版の参考書で揃えることがベストですが、独学で目指すことを決めた方の中には、できる限り支出を抑えたいという方は多いのではないでしょうか。

私自身も予備校などで20万以上の受講料を払うという選択肢は考えられなかったので、独学での合格を目指しました。また、参考書も中古本をうまく活用して出費を抑えました。

今回は完全独学で中小企業診断士に一発合格することができた体験をもとに、多少古い参考書でも合格は可能なのか解説していきたいと思います。

完全独学で中小企業診断士を取得するのにかかった費用は以下の記事を参考にしてください。

【完全独学・一発合格】中小企業診断士登録までにかかった費用の合計は約13万4千円でした!

中古のスピードテキスト&問題集を活用した私の場合

1次試験の参考書としてはTACのスピードテキスト&問題集を使用しました。私が独学で使用したテキストについてはこちらを参照してください。

【完全独学・一発合格】中小企業診断士試験で購入した参考書&問題集を一挙公開!

2020年度に受験をしましたが、2020年1月に最新の2020年度版ではなく、2019年度版のスピードテキスト&問題集の全巻セットをメルカリで購入し、学習を開始しました。

その後、「中小企業経営・中小企業政策」は最新版が必須ということを知り、2020年版を購入しました。

つまり、 「中小企業経営・中小企業政策」 のみ最新版で、他の科目は中古本ですが、無事に合格することができています。

ただし、1つ重大な落とし穴がありました。それは2019年度版の「経営法務」は2020年4月施行の民法改正に対応しておらず、2020年度の試験で出題された民法改正に関する問題はほとんど得点できませんでした・・・

「中小企業経営・中小企業政策」 と「経営法務」は最新版を買うべし

私の体験からも「中小企業経営・中小企業政策」と「経営法務」は最新版の参考書を買うことをおすすめします。

「中小企業経営・中小企業政策」 の最新版を買うべき理由

「中小企業経営・中小企業政策」は毎年公表される中小企業白書に基づいて出題されます。2022年度の試験は2021年の中小企業白書のデータをもとに出題されるので、中古のテキストで学習すると異なるデータをもとにした内容を学習することになってしまいます。必ず最新のテキストと問題集を購入しましょう。

特に2021年度以降の試験では新型コロナの影響による中小企業経営の変化や様々な政策などが出題内容となりますので、最新の参考書は必須と言えます。

「経営法務」の最新版を買うべき理由

先ほどお伝えした通り、私の失敗として中古の参考書を使用したため、2020年度の試験で出題された最新の民法改正に対応できず、関連の問題を失点してしまいました。

「経営法務」の内容は様々な法律に関するもので、法律は毎年のように改正されています。「経営法務」の出題内容は、法律の改正によって大きく変わる可能性があるので、私のような失敗を犯さないためにも最新の参考書をおすすめします。

「企業経営理論」もできれば最新版の参考書がおすすめ

「企業経営理論」は組織論の分野で労働関連法規に関する出題があります。近年の働き方改革に関する法改正などが出題される可能性はあるので、そういった心配をしたくない場合は最新版のテキストをおすすめします。

また、新型コロナの影響によって企業の経営戦略やマーケティング手法は大きく変化しています。1~2年前のテキストには記載されていないような内容が数多くありますし、2次試験にも直結する科目ですので、最新版を購入して損はないでしょう。

「経営情報システム」、「運営管理」の出題内容の変化は少ない

ここからは、最新版の参考書を買うのが理想ですが、中古の参考書でも問題なく対策できる科目となります。

「経営情報システム」

基本的なデータベースの仕組みやインターネットの仕組みなどは不変ですので、中古のテキストでも活用可能でしょう。ただ、クラウドコンピューティングや新型コロナの影響で一般的となったリモートワークに関わるIT技術など、新たなキーワードが出てくる科目でもあるので、1~2年前のテキストにとどめておくのが無難です。

「運営管理」

生産管理や店舗運営に関する基本的な手法は変化しませんので、出題範囲が大きく変化することはないでしょう。ただし、出題内容の一部に店舗施設に関する法律知識がありますので、中古テキストを使用する場合は改正などがあるかはチェックしておくといいでしょう。

「経済学・経済政策」 、「財務・会計」 は中古の参考書でも対策可能

「経済学・経済政策」 、「財務・会計」は中古の参考書でも試験対策可能です。これら2つの科目は既に確立された分野のため、出題内容がそれほど大きく変化する可能性は低いです。

「経済学・経済政策」

マクロ経済学やミクロ経済学など古典的な経済学の理論が変化することはありません。したがって、学習内容や出題内容は大きく変化することは考えにくいため、中古の参考書で問題はあまり生じないでしょう。私自身、支障は感じませんでした。

「財務・会計」

「財務・会計」に関しても基本的な出題内容が大きく変化することは考えにくいです。ただし、会計制度の改正など出題範囲で法改正がないかどうかはチェックしておくといいでしょう。

まとめ

今回の記事をまとめると以下の表のようになります。

科目中古の参考書を使えるか?
中小企業経営・中小企業政策× 最新版を買うべき
経営法務× 最新版を買うべき
企業経営理論△ 最新版が望ましい
経営情報システム〇 中古でも可
運営管理〇 中古でも可
経済学・経済政策◎ 中古でもほぼ問題なし
財務会計◎ 中古でもほぼ問題なし

ただし、コロナの影響による変化が2021年度以降から反映されますので、例年以上に出題内容が変化する可能性があります。最新版の参考書がベストなのは言うまでもないので、中古の参考書の活用はあくまでも自己責任でお願いします。

1次試験7科目の学習順序についてはこちら。

【完全独学・一発合格】中小企業診断士1次試験7科目のおすすめの学習順序

完全独学で中小企業診断士を取得するまでの費用はこちら。

【完全独学・一発合格】中小企業診断士登録までにかかった費用の合計は約13万4千円でした!

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