こんにちは、susumuです。
中小企業診断士を独学で目指そうとしている方は、登録まで費用面が気になるのではないでしょうか。
私自身も受講だけで30万円近くする予備校は選択肢になく、市販の参考書を活用して、できる限り費用を抑えました。
しかし、中小企業診断士に登録するまでには参考書代だけではなく、受験料や実務補修費用なども必要となってきます。
今回は独学で中小企業診断士試験にに合格し、中小企業診断士の登録までにかかった費用を紹介したいと思います。
一次試験合格までにかかった費用
まずは中小企業診断士の一次試験合格までにかかった費用をお伝えします。
テキスト代
一次試験対策として購入した参考書にかかった費用は以下の通りです。
2020年の受験ですが、基本的には2019年版を中古で購入することで費用を抑えています。
ただし、中小企業経営・中小企業政策は出題範囲が最新版ということがわかり、急遽追加購入しています。中古の参考書を使用する際の注意点は以下の記事を参考にしてください。
【完全独学・一発合格】中小企業診断士1次試験対策は古い参考書でも大丈夫?最新版を買うべき?
参考書 | 購入価格 | 回収金額 |
2019年版TAC スピードテキスト&スピード問題集、財務会計計算問題集(いずれも中古) | 15,000円 | 財務会計計算問題集1,805円 |
2019年版TAC 1次試験過去問題集(中古) | 6,000円 | スピード問題集と合わせて10,000円 |
2020年版TAC スピードテキスト 中小企業経営・中小企業政策(新品) | 2,750円 | 2019年版 455円 |
2020年版TAC スピード問題集 中小企業経営・中小企業政策(新品) | 1,760円 | 2019年版 275円 |
合計 | 25,510円 | 12,535円 |
試験終了後はメルカリで販売し、実質的な費用は12,975円となりました。
スピードテキスト全巻が手元にある状態なので、これらを売れば、10,000円は切るでしょう。
一次試験受験料
一次試験の受験料は13,000円です。
また郵送で受験申込書を取り寄せる場合は別途300円ほど費用がかかります。
一次試験は、2日に渡って行われるので、試験会場が遠い場合はホテルを取る方もいるようです。その場合は別途宿泊代が必要となります。
私の場合は2日の交通費で計2,000円ほどかかりました。
2次試験合格までにかかった費用
ここからは2次試験合格までにかかった費用についてお伝えします。
テキスト代
一次試験の自己採点で合格を確認してから、2次試験対策の参考書を購入しました。
一次試験と同じく、基本的に中古で揃えていますが、最新版のふぞろいな合格答案などは新品で購入しています。
試験終了後はメルカリで販売し、実質的な費用は10,505円でした。
事例Ⅳの全知識全ノウハウ、2次試験合格者の頭の中にあった全知識が手元にあるので、これらを売れば8,000円ほどになると思います。
参考書 | 購入価格 | 回収金額 |
ふぞろいな答案分析2&3(中古) | 2,200円 | 2~5合わせて4,250円 |
ふぞろいな答案分析4(中古) | 1,760円 | |
ふぞろいな答案分析5(新品) | 2,640円 | |
2020年版 ふぞろいな合格答案エピソード13(新品) | 2,640円 | 1,625円 |
2019年版 事例Ⅳの全知識全ノウハウ(中古) | 2,500円 | |
2次試験30日完成!事例4合格点突破計算問題集 2018年改訂版(新品) | 2,640円 | 1,625円 |
2018年版 2次試験合格者の頭の中にあった全ノウハウ(中古) | 2,300円 | 1,175円 |
2020年版 2次試験合格者の頭の中にあった全知識(中古) | 2,500円 | |
合計 | 19,180円 | 8,675円 |
購入した参考書については以下の記事で紹介しています。
【完全独学・一発合格】中小企業診断士2次試験の対策には「ふぞろいな合格答案」がおすすめ!
【完全独学・一発合格】中小企業診断士2次試験「事例Ⅳ」のおすすめ問題集3選
模試代、2次試験対策講座
私は2次試験対策講座も模試も受けていませんので、費用は発生していません。
模試は過去問演習で手一杯で、正直週末2日間使って受けている余裕がありませんでした。
1次試験は独学で勉強し、2次試験は予備校の対策講座を受けるという選択肢はありかも知れません。
2次試験対策講座を受けてないのでわかりませんが、ふぞろいな合格答案を活用して自分なりに型を作っていくことで合格は十分可能です。
ふぞろいな合格答案をおすすめする理由や活用法は以下の記事をご覧下さい。
【完全独学・一発合格】中小企業診断士2次試験の対策には「ふぞろいな合格答案」がおすすめ!
【完全独学・一発合格】「ふぞろいな合格答案」の使い方と中小企業診断士2次試験のおすすめ勉強法
2次試験受験料
2次試験は筆記と口述からなります。
2次試験の受験料は17,200円でした。
筆記は2日に渡って行われるので、試験会場が遠い場合はホテルを取る方もいるようです。その場合は別途宿泊代が必要となります。
私の場合は筆記2日間と口述試験の交通費で合計3,000円かかりました。
中小企業診断士登録までの費用
2次試験合格後に中小企業診断士に登録するための条件として、15日以上の実務従事、または実務補習の受講が必要です。
実務補習の費用
私の場合は普段の業務がコンサルタント業務ではないため、まずは実務補習を1度受けてみることにしました。
実務補修は2週間に渡る5日間1クールで55,000円です!(高いなあと思いながら振り込みました。)
その他、交通費、昼食代で10,000円ほどかかっています。
もしすべて実務補習で登録条件を満たす場合は、3クール合計163,600円かかります…
(令和5年現在は、実務補習の費用は1クール6万円近くまで値上がりしているようです。)
私の場合は指導員が外れだったため、実務補習に正直5万円以上の価値を全く感じることができませんでした。
そこで、知り合いが社長をしている会社の診断を行うことで、実務従事のポイントをとる事にしました。普段の業務がコンサルタントではない場合、実務補習だけが登録要件を満たす手段と思われがちですが、勤めている会社や知り合いの会社などに対して診断士実務をおこない、実績証明書を作成してもらうことで実務従事経験を獲得することができます。登録については改めて記事にしたいと思います。
新規登録申請の費用
中小企業診断士に新規登録する際には以下の書類を中小企業庁に送付します。
1) 中小企業診断士登録申請書
2) 中小企業診断士第2次試験合格証書(原本)
3) 実務補習修了証書(原本)または、実務従事の実績証明書
4) 住民票の写し
住民票の写しの取得、推奨されている簡易書留での郵送などで800円ほどかかりました。
中小企業診断士登録までの費用まとめ
費用をまとめると以下のように合計で約134,000円となりました。カフェなどでの勉強代などを含めても15万円で収まると思います。
完全独学、テキストを中古で済ませたことで、テキスト代はかなり節約できていると思います。また、実務補習も1回だけですので、3回実務補習を受けた方よりは大幅に節約できています。
項目 | 費用 |
1次試験テキスト代 | 約13,000円 |
1次試験受験料+α | 約15,000円 |
2次試験テキスト代 | 約10,000円 |
2次試験受験料+α | 約30,000円 |
実務補習+α | 約65,000円 |
登録申請 | 約1,000円 |
合計 | 約134,000円 |
出費するために中小企業診断士に登録したわけではないので、入会金&年会費のかかる診断士協会は入会していません。
登録から1年ほど、ほとんど活動できていませんでしたが、幸運なことに補助金の書き手のお仕事をいただき、2ヶ月ほどで診断士取得費用を回収できています。
費用を抑えることができるというのは、独学のモチベーションの一つだと思います。
使用した参考書などは記事にしていますので、独学を考えている方はぜひ参考にしていただければ幸いです。
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